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★重要事項★　よくお読みください。

一般的に日本で自転車というとシティサイクル、いわゆるママチャリですが、ママチャリのメンテナンスと言えば、数週間に一度タイヤの空気を入れる程度という方がほとんどだと思います。しかしロードバイクやマウンテンバイクといったスポーツサイクル車は、より軽快に速度が出せるように設計されており、各部の構造は非常に高度かつデリケートで、点検が必要な箇所の数や頻度の高さはママチャリのそれらとは比べ物になりません。ママチャリの感覚でスポーツサイクル車を扱うことは非常に危険です。日頃の保管方法やメンテナンスについては、プロショップに相談したりガイド本を参考にするなどして、その重要性に対する理解と知識を深めるよう心掛けてください。

ホイール組みとホイールのメンテナンスについて

ホイール組みは知識と技術、経験が必要な作業です。ホイールの不備は重大な事故や怪我に直結する可能性を秘めています。よってホイール組みや定期的なメンテナンスは信頼のおけるプロショップに依頼することをお勧めします。

新品のホイールはリム、ハブ、スポーク、ニップル同士が十分になじんでおらず、使用開始後の数回の走行でスポークやニップルが緩み、その結果ホイールに振れが生じたりする場合があります。ホイールの使用初期はこれらの不具合を修正するため、早めに信頼のおけるプロショップに点検を依頼してください。

また、日頃のスポーク調整やベアリングなどの点検頻度は、ユーザー様のライディングスタイルにより異なります。普段からプロショップに定期的に相談する習慣をつけるようにしてください。

ブレードスポークを通すためにハブフランジのスポーク穴に切り込みを入れると、走行中にフランジが破断し、大事故に繋がる恐れがあります。その他、ハブへの一切の加工は行わないでください。加工を行なった場合、そのハブは保証対象外となります。

タイヤの点検について

毎回のライド前にはタイヤの点検もしっかり行ってください。点検箇所は以下のとおりです。

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タイヤの空気圧は適正か
タイヤの接地面に異物が刺さっていないか
タイヤに経年によるヒビ割れなどがないか
チューブラータイヤはしっかりとリムに貼り付いているか
ブレーキパッドはメーカー指定のものを使用しているか
ブレーキパッドが擦り減っていないか
ブレーキレバーを握った時に、ブレーキパッドがリムのブレーキ面に左右均等に、かつしっかりと当たるかどうか

クイックリリース式スキュアーの操作について

クイックリリース式スキュアーの点検もライド前に毎回行ってください。

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クイックリリース式スキュアーはレバーを閉じる際に適切なトルクがバイクのリアエンドに掛かるよう、ドライブ側のナットを回して調整してください。
クイックレバーが完全にクローズのポジションになっているか確認してください。
クイックレバーは適正な向きに閉じてください（フロントはフォークに沿わせるか、後方向きに、リアはシートステーかチェーンステーに沿わせてください）。